昨日から、ちょっと変わったかわいいホテルに泊まってます。というのも、アスレチッククラブの宿泊施設です。が、きちっとしたホテルです。
アフリカや、オーストラリアの民族のクラフトを見に美術館に行きました。生活や、儀式のために手作りされた、さまざまなクラフト。きめ細かなデザインが施されて、日常品には不要じゃないかとおもえるほど完成度の高いものや、いくら儀式のためとはいえ、作るのにいったいどれだけの時間がかかったんだろうと思われるもの。
決して、今の世の中ほど物質的に豊かじゃなかったころに、「作ってみよう」と、しかもお金のために作ってみようということで、かなりの手間をかけて作り上げらたクラフト。
「ものをつくる」というのは、もちろん機能は大事だけど、それにプラスして「美意識」が必要なんだと、あらためて思いました。機能そのものでさえも、美意識のもとに構成されるべきだしね。「機能美」のような、完成度のようなものかもしれません。
「こんなのつくりたいなぁ」という気持ちと、そこからのヴィジョンが煮詰まって、それを形にしていく作業、そこには「美」は欠かせないね。機能十四だから、美意識はいらないというのは、間違いだと思います。