GWの午後に

庭園美術館に出かけた。ひさしぶり。車でびゅっとうちから15分ほど。庭園で楽しむ人たちが、絵に出てきそうな風景になってた。そういえば、この週末はギャラリー三昧。車なら、都心ではあっという間に移動できて快適。

北島敬三さんは、同じ人のポートレートを、まったく同じ服装で、白バックのスタジオで、10年とか20年とか撮り続けている。人の定点観測。だんだん年をとっていく姿が、克明にプリントされていきます。怖いような、当たり前のような、不思議な感覚。
http://www.pg-web.net/home/member/kitajimakeizo.htm

「現代アートのいろ・かたち」では、久しぶりにウォーホール。キャンベルのスープ缶の版画は、いつかNYで見て以来。当時は、なんだか普通って思っていたけれど、そのすごさがわかりました。シンプルに削りとって、かつキーになる形をデフォルメ、そして色を整理。って書いてしまうと簡単そうですが、難しいんだろうなぁ。
http://www.tagboat.com/event/ms.htm

すっかりリフレッシュ。都内でゆっくりするのに、GWはベストだね。

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モディリアーニ

もう、初夏かもしれないと思うほどの、爽やかな午後。午前中はどんよりとしていたけど、午後にはあっさりと晴れきりました。10年近く乗っている自転車にギアの調子が悪かったのを修理して、ぴかぴかに磨いて、あした仕事に乗っていくのが楽しみだな。

今、国立新美術館では、モディリアーニ展開催中。あの、アーモンドの形の目をした肖像画で有名な画家です。17歳で結核になって、奇跡的に40代まで生きたんだって。遠くを見つめて、なにかすごいものを見つめているような、静かに眺めているようなアーモンド形の目。そんな風に、自分の外のものをきっちり見ていきたいと思った。

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ひさしぶりの

Watariumは、青山のギャラリーで、久しぶりに出かけた。ふだんから電車にのらないので、今日も車で。それで、渡辺克己さんという、最近亡くなった写真家の作品を観てきました。じっくりと。で、いろいろと考えたりしたわけです。
http://www.watarium.co.jp/exhibition/0802watanabe/index.html

自分が生まれたころの新宿の様子から、最近の新宿の様子まで、さまざまな人たちを撮った写真。渡辺さんは、「流しの写真家」という通り、今とって明日プリントを渡してお金をもらうという仕事をしていた人です。

でね、思ったのは、写真は誰かの目で見た真実を、誰かの主観で切り取って、効果をつけてプリントするので、現実そのものじゃないというのは、もちろん当然だけど、だからアートなわけだけれど、渡辺さんの写真のうち、自分に記憶があるようなのもあったんだけど、自分には自分の思い出があるんだな、と思ったわけです。自分には、あんな風には映っていなかった風景で、もっと違ってた。そういった意味で、いい展示だった。

夕方出かけて、階段の外は雨。
自分に見えた、今日の街角は、本当よりも明るいのかもしれなかった。

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太陽の塔

大阪にある太陽の塔は、タクシーの中からちょっと遠目に見たきりです。それも、ずいぶん昔に、まだ毎日放送が千里にあった頃。太陽と月が表現されてて、一度はやっぱり大きい本物をそばで見たいと思う。

岡本太郎美術館で手に入れたこのミニチュアで、それまで我慢しようかな。

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