のんびりとした緊張感

38度線の両側2キロ合わせて4キロが緩衝地帯になってます。北朝鮮側の写真は一切撮影禁止。この黄色のPhoto Lineの向こうではカメラを向けることもできません。

北朝鮮側には、妨害電波の電波塔が見てたりして不穏な感じだけど、実際には地続きで、その途中に人間が作った国境があるだけで、実際にはいい天気で、向こう側もこっち側もいい感じ。

このあと、北朝鮮が掘ったトンネルに入った。地下70メートル以上を、南側に国境を越えて掘り進んでたんっだって。攻撃するために。なんだか切ないな。地下でダイナマイトを爆発させる時には、地上でも適当に爆発を起こして、ばれないようにしてたり。見つかっちゃって逃げる時には、トンネルの壁に墨を塗りつけて、炭鉱を探ってたって嘘つこうとしたり。(この辺りには地層的に石炭はないんだって。)

この、向こう側の広大な緑のどっかに、自分のおじいさんとおじさんは眠っています。終戦後の引き上げの途中で亡くなってしまったので、キチンとしたお墓もなく、どっかで埋まっているんだって。離散家族は、今でも1000万人以上いるんだって。

それにしても、この場所、のんびりとした緊張感に包まれていました。

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