ベットサイドには

こんなものがあります。

さて、まじめで当り前な人って多いですよね。きっちり、慎重に生きてきて、失敗しないように頑張って、余計なことはせずに。堅実とかっていう風に、一般的にはくくられている場合が多いと思います。がんばれば才能なく手に入れられる学歴とかにもしがみつきがちです。こういう人たち、とても大事です。こういう人たちがいないと、社会が成り立たないわけです。

のび太君は、最後までのび太君で、のび太君以外の何者でもないわけで、小学生でテレビでおなじみのあの人格は、大人になっても本質的には変わりません。

大人になったのび太君は、結局小学生の時ののび太君のまま。違うのは、もうどらえもんがいないことだけ。ドラえもんがいなくなってからは、人並みに予備校にでも通ったのでしょうか。頼れるものは、もうなかったから。だから、陰湿にまじめに当り前な大人になりました。自覚症状もなく。

でも、こういう人が大事なんですね、とりあえずの民主主義社会では。のび太君養成番組であるドラえもんを見て育った子供が、今社会の中心といわれる年代になりました。何も考えずにいいこにしてて、ちょっとかわいくしとけばどうにかなるしずかちゃんは、のび太君の奥さんになったんです。だって、しずかちゃん、当たり前な人が好きだから。

自分は、子供のころには幸いなことにドラえもんを見ていませんでした。だから、あまりのび太君たちの当たり前の毎日がわかりません。でも、たまに、身の回りに発見したりします。以外に、たくさん、群れていたりします。こういうのがあってこそ、こんな平和な世界なのだなぁと、実感します。

のび太君、ドラえもんがいなくなったらひとりでがんばるっていう最終回はテレビのバラエティで見たけれど、あんなのび太君が本質的に変われるとは思えない。でも、それでも、たまには突然、何かに勇気を奮うことはあるんだろうなぁ。それが、たまなら、たまなだけ、感動的だったりするんだろうなぁ、とりあえず大した成果がなくってもね。

がんばれ!のび太君!

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