ブルガリアの首都ソフィアの中心は、
どこでも歩いて行ける、
歩けばすぐ着くといったサイズで、
緑も多いし、
気持ちがいい街並みです。
地元の人に教えてもらって、
ソフィアならではの朝ごはんを食べに。
白い壁に青い格子で、
デザイン的にいいんですが、
お店は共産時代からずっとあるのに、
名前がないんだって。
入ってみると、
明るい店内の奥のほうに、
カウンターがあって、
お客さんがいました。
店員さんは一人。
奥には調理場があって、
ペイストリーの焼けるいい香りが。
ペイストリーは2種類。
量り売りです。
他にはドリンクがあるだけとシンプル。
バニツァ
とっても薄いパイ生地「フィロ」を重ねて、
チーズやホウレンソウの具を巻いて棒状にして、
それをぐるぐる丸く巻いて焼いたのがバニツァ。
指で「このぐらい」と示したら、
店員さんが切ってくれます。
プレーンのチーズ入りと、
ほうれん草とチーズを。
アイリャンとボサ
飲み物の一つは、アイリャン。
ヨーグルトを水で割って、
塩を入れたヨーグルトドリンク。
スッキリ飲みやすい。
トルコで「アイラン」と呼ばれているのと同じ。
もう一つは「ボサ」。
これが、麦芽発酵飲料なんだけど、
ということはビールの仲間?
1%くらいアルコールが入ってるけど、
子供も飲むそうです。
味は、香ばしくて甘くて、
ビールの印象はゼロ。
そういえば、
「ミロ」って麦芽飲料があったよね。
入り口脇から窓辺に、
カウンターがぐるっとあって、
こっちにも朝ごはんを食べている人が。
カウンターには鏡があって、
どこからも店員さんが見えます。
逆に言えば、いつでも見られてます。
それにしても、
明るくて気持ちがいい。
次々とお客さんが来ては、
テイクアウトしたり、
中で食べたりしていました。
店名がないし、
Google Mapにももちろん載ってないし。
住所はここ。
ここの交差点の一角にあります。