ヨーロッパ料理の中でも、
材料や手順が複雑なのはフランス料理。
その他の国は、
もっとシンプルな料理が多いかな。
クレイポットに材料を入れて、
あとはオーブン任せの、
「チキンのクレイポット焼き」も、
とっても簡単です。
さて、リスボンの街の中心は低い土地で、
南のテージョ川に続いて、
東・西・北はちょっとした丘陵。
街のど真ん中にあるのが、
「サンタ・ジュスタのリフト」。
低い土地と高い土地を繋ぐ、
公共のエレベーターです。
しかも、エレベーターだけの建造物で、
ビルの中とかじゃないんです。
1902年にできたので、
もうかなりのおじいさんですが、
まだまだかっこいいな。
2度目のリスボンは去年の春。
夜中に着いて、
ホテルのそばのバーへ。
目当てはビールと鰯の炭火焼。
軽く塩を振って焼いただけ。
こんな鰯のおいしい食べ方を知ってるなんて、
日本人と味覚が近いのかも。
今回のレシピは、
チキンの素材の旨さが嬉しい、
オーブン料理。
焼いた香ばしさと、
煮込んだスープの旨味が、
両方楽しめます。
レシピ:ポルトガルのチキンのクレイポット
材料:二人分
鶏もも肉 | 2枚(500g~600g) |
白ワイン | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1/2 |
こしょう | 適量 |
ベーコン | 60g(5㎜位の短冊切り) |
ラード | 20g |
ブランディ― | 大さじ2 |
ポートワイン | 大さじ1 |
小玉ねぎ | 6個(皮をむいておく) |
オリーブオイル | 大さじ1 |
イタリアンパセリ | 適量(ちぎっておく) |
作り方:
- オーブンを200度に温めておく。
- 鶏肉はキッチンペーターで水けを取り一口大に切り、白ワイン、塩、コショウを振って10分置く。
- 耐熱鍋に、ベーコン、ラード、ブランディ―、ポートワインを入れ、鶏肉と小玉ねぎをのせて、蓋をせずにオーブンに入れ30分加熱する。
- 3の全体を混ぜて、さらに20分加熱する。
- オーブンから出して、塩(一つまみ~二つまみ)・こしょう(分量外)で味を調えて、オリーブオイルを回しかけ、蓋をし20分放置する。食べる前にイタリアンパセリをふる。
ヒント:
- 耐熱鍋はオーブンで使用できるクレイポットを使えば、そのままテーブルに出してサーブできるのでおススメ。なければ、オーブンOKの鍋、キャセロール用のカラス容器などで。
- ラードは豚の油。余ったら炒め物などに使うと旨味が増えます。ラードがなければ、植物油大さじ1で代用しても大丈夫です。
- ワインならあまり辛くない白がおすすめ。