プサンについてすぐに出かけたのは、
50階段下の横町のデジカルビの店、
ナミネシクタン。
チョン・ウンスクさんの著書を見て、
気になっていたんです。
日本語はもちろん、英語も通じないので、
なんとなくな意思疎通。
どうにかデジカルビをオーダー。
肩ロースって感じかな。
干したハタハタの煮つけに、
きゅうり。
それとこの時期は小さなスモモが。
スモモは李と書くんだって。
テーブルに仕込まれたのは炭火。
エゴマの葉にレタス、
キムチとお茶の葉の煮物と、
紫玉ねぎにニンニク。
肉みそとごま油で準備万端。
あまりにも、
なんにもわかってなさそうな日本人ということで、
おかみさんが焼いてくれます。
やさしい。
やっぱり、はさみで切り分けます。
最初から切ってあるよりも肉はジューシーだろうし、
この段階でまな板と包丁っていうのもね。
で、葉っぱに巻いて、キムチと。
野菜がたくさん食べれていい。
おかみさんは、
常連さんまたはそれ以上な感じのおじさんと、
なにやら楽しそうに話している。
昔の、高倉健と倍賞千恵子っていう雰囲気です。
このおじさんも優しくて、
ご飯はいらないかとか、
身振り手振りで軽く面倒を見てくれて。
夏至のころの、
遅くまで明るい夜は、
これから面白くなりそうな予感。