東南アジアからの移民も多いNY。
香港、ブータン、チベット、シンガポールとカンボジアの料理を訪ねました。
チャイナタウンの南の端の近くに、
広東料理の店、Noodle House があります。
この店は、界隈の中華系の人たちが集まるお店。
ダンプリングはなんでもおいしいので、
まずは、エビ餃子。それと青菜の炒めです。
3種のワンタンが入ったスープ。
一人旅にはうれしい。再訪した理由の一つです。
エビワンタン、ポークのワンタンに、ピータンとマッシュルームのダンプリング。
どれもぷりっぷりでおいしい。
お次はブータン料理。
クィーンズには、タイ北部からミャンマー、ブータンなどの国からの移民が多い街。
Bhutanese Ema Datsi に入ると、
天井の模様が、どことなく仏教国という感じ。
よく見ると換気扇もあるけど。
同じアジア人ということなのか、
とてもフレンドリーな店員さんがいろいろ説明してくれます。
そして、おすすめの Sha kam datsi thali を食べました。
この料理は、干した牛肉と野菜をチーズと一緒に煮たものとごはん。
おまけにジャガイモのカレーと、牛乳とバターと菜っ葉の漬物が入ったスープ。
辛いと評判のブータン料理の中ではマイルドなほうとのこと。
ちょっと干した牛肉のうまみ、高菜みたいな菜っ葉の発酵のうまさ。
これは、日本人の僕には最高ですね。
それと、青ネギと青唐辛子が添えてあって、
辛さ調節もできるし、とても嬉しいごはんでした。
ドアの窓には、ブータン王家のお祝いのポスター。
そして、バスに乗ってちょっと移動。
今度はチベット料理、
Gakyizompe Restaurant です。
おなじみのモモは、
ポークのものを食べました。
大根の浅漬けのようなものが添えられています。
皮がもっちりなんで、これだけでも満腹になりそう。
そして、Beef Thentuk です。
これは、刀削麺的な麺に、野菜と牛肉を、
ちょっと餡がかかった辛いスープでいただきます。
これが、かなり辛い!
もっと辛くするためのソースもありましたが、
それには手が伸びません。
でも、体があったまって、元気になる感じ。
店の奥、カウンターの上方に、
ダライラマさんの肖像画掲げられていました。
チベットのことを、思いました。
さらに、別の日になりますが、
ウェストビレッジでシンガポール料理です。
Chomp Chomp は女子率が高かった。
エビのココナツ揚げは、ビールにあうあう。
シンガポールから来た店員さんは、
これまたフレンドリーで、
おすすめ上手。で、タイガーービールもおかわり。
最もシンガポールっぽいのは何かと聞くと、
このFried Hokkien mi だというので、オーダー。
お、これはシンガポールで食べた、
ものすごい海のエキスが麺に絡まる焼きそばだ!
で、ビールをまたおかわりでした。
イーストサイドの真ん中あたりは、
ウェストサイドと比べれば落ち着いた雰囲気。
そこから少し下がって、賑やかになってきたあたりに、
ミャンマー料理の店、Cafe Mingala があります。
店内は、ミャンマーの景色が壁一面に書かれてたり、
ミャンマーの民芸品が飾ってあったり。
お昼のセットは8ドルほどで、
優しい野菜のスープから始まります。
鶏と野菜の、バジル炒めを選びました。
ご飯はイエローライスで、
小さなおひつのようなものに山盛り。
やっぱり、こういうのは落ち着きます。
アジアごはん、最後はカンボジアです。
カンボジアからの移民のおじさんが厨房に立って、
カンボジア料理の中でもサンドウィッチにできる、おいしいものを作ってます。
アルバイトの女性に、一番人気を聞くと、
即座にローストポークだと超えてくれたので、
もちろん、それを。
ベトナムのバインミーのパンに似ています。
開くと、こんな感じで、
甘めのバーベキューソースが、これまた日本人的にはうれしいおいしさ。
右奥にあるシラチャーは、甘酸っぱ辛いにんにくソースなんですが、
特に今年に入って、LAではやり始めたらしいですよ。
というわけで、アジア編でした。
毎日、昼と夜に、どこかの国のご飯を食べていましたが、
その間には、ミュージアムを訪ねたり、
料理道具を探して回ったり、
公園でぼーっとしたり、
歩き回ったり。
以下は、ミュージアムの写真です。
ブルックリン美術館は、
MOMAに次ぐスケールで、
実験的な試みも多くて楽しめます。
この日はライブのドローイングが見れましたよ。
ご存じMOMA。
このおば様こそ、アートといった感じ。
クイーンズには、
MOMAのPS1というサイトがあります。
先鋭的な作品が中心で、何でもあり。
「お前も、このままイケー」と言われているようで、
いつ訪ねても元気にしてくれます。
ホイットニー美術館は、ウェストビレッジからすぐ。
近くには洒落な店も多いし、
ショッピングコンプレックスのチェルシーマーケットもそば。
きっちりとしたコンテンポラリーアートが楽しめます。
ブロンクス美術館では、
HIVに関わる展示を見ましたよ。
ここは、入館無料。
子供と一緒に楽しめるようなイベントも多いそうです。