ポルトガルは、
良くも悪くも好きな国で、
いいところは、
人が人らしいところ。
そうでもないところは、
まだまだ中世的な悪習の影があるところ。
リスボンの街を縦横に走るトラム。
28番のトラムは、
街を東西に貫いて、
観光の見どころを繋ぎます。
夕方、学校が終わるころ、
トラムのステップに、
外側から張り付いてフリーライドする子供。
「良くも悪くも」好きな風景でした。
黄色い車体のトラムは、
本当に細い路地にまで入って、
リスボンの生活そのもの。
いやいや、
気を付けないとひかれそうで、
なかなかスリルもあります。
日本では考えられないレベルの自己責任だけど、
生きるってこういうことかもと、
ちょっとピリッとするのでした。
街の中心部は低い土地で、
南側のテージョ川は河口から5㎞で、
世界へつながる海がすぐそば。
市街地の東西は丘陵地で、
その高低差がなかなか。
その低い土地と高い土地を結ぶ、
ケーブルカーの路線がいくつかあります。
1902年に完成した、
サンタ・ジェスタの屋外のエレベーターも、
低地と丘陵地を結ぶ公共交通機関。
高さは45mあるそうです。
レシピ:たこごはん
「欧米の人はタコを食べない」
という人もいますが、
地中海沿岸の国々では食べます。
ポルトガルではしかも、
たこごはんをおいしく食べています。
瀬戸内海が日本の地中海なら、
明石のたこめしといったところでしょうか。
クローブの香りで、
サッパリと仕上がります。
材料:4人分
茹でタコ | 500g |
オリーブオイル | 大さじ2 |
玉ねぎ(みじん切り) | 1個 |
ニンニク(みじん切り) | 2かけ分 |
クローブ | 3つ |
イタリアンパセリの葉 | 1/2カップ |
ローリエ | 2枚 |
白ワイン | 大さじ2 |
米 | 2合 |
水 | 適量 |
作り方:
- 茹でダコを軽く洗って、キッチンペーパーで水けをしっかり取る。
- 鍋にタコ、ニンニク、ローリエ1枚、パセリ半量、クローブを入れて、ひたひたになるまで水を入れて中火にかける。タコが軟らかくなるまで煮たら。すべてざるに上げて、ゆで汁は取っておく。タコは一口大に切る。
- 白ワイン、ゆで汁に水を加えて、合計500㏄にしておく。
- 深めの鍋にオリーブオイルを入れ温め、玉ねぎ、ニンニクを入れて、低温のままで香りを出したら、ローリエ1枚とイタリアンパセリの半量をいれてさっと合せ、コメを入れて色が透き通るまで炒めたら3を加えて、ごく弱火で15分炊く。
- 4に2のの具を入れてよく混ぜ合わせ、皿に盛ったらイタリアンパセリの半量をのせる。
【炊飯器で作る場合】
3~5の工程が変わります。
- フライパンにオリーブオイルを入れて温め、玉ねぎ、ニンニクを入れて、低温のままで香りを出しす。
- 炊飯器に、3と米、ローリエ1枚とイタリアンパセリの半量、白ワインを入れて、2のゆで汁を入れ、2合分の水位に合わせる。足りなければ水を足す。
- 4に2の具を入れて混ぜ合わせ、イタリアンパセリの半量をのせる。
ヒント:
- ワインなら白もいいけど軽めの赤が合います。