【旅ごはん|共産主義時代からのマーケットで】ブカレストでディープなローカル

共産主義というと、
若いころにはなんだか、
理想的な世界のような憧れというか、
怪しい感じの怖いもの見たさというか、
変な興味があったけど、
本当に生活してた人は、
本当に大変だったみたいで。

ルーマニアの首都ブカレストの、
共産主義時代の住宅地にある、
まだまだ現役のマーケットへ出かけました。
現地のツアーに参加してみると、
自分以外の5人はなんと全員アメリカ人。

夏ということもあって、
野菜や果物が豊富でどれもおいしそう。
特に、薄い緑のパプリカ、
12㎝位のチリがなかなかおもしろい。
トマトなども形が揃ってなくて、
それでもきちんと丸くなってないのは安かったり。

サクランボが葉っぱ付きで。
奥のから手前にちょっとづつ値が上がります。
真ん中のは酸っぱくてケーキによさそう。
手前のはそのまんまでしっかり甘い。

青ネギ、Spring Onion は、
みずみずしくしっかりと育ってて、
日本のと比べるとネギ臭さがなくて、
とっても食べやすい。

フレッシュなチーズは、
塩気の多いものが多くて、
サラダによさそう。
ウォッシュタイプはそこそこの熟成で、
食べやすい。

マーケット脇の屋台で、
「ミティティ」という名の棒状のハンバーグと、
市場で買った野菜、チーズ、
それにビールを!

語弊があるかもしれないけど、
旧共産圏だけあって、みんな行列上手というか、
きっちり並んでて、
ちょっと日本ぽくって笑える!

ベンチにテーブル、
老若男女、いろいろで、
みんなビールを楽しんでる。
この日は土曜日。時間は2時ごろ。

ドラフトビールが80円ほど!
これは安い。
Skol はカールスバーググループのビールらしい。

新鮮野菜に、焼き立てミティティ。
チーズは塩気少なめのものを、
みんなでテイスティングして選びました。

このミティティ、
トルコのキョフテにも似ているんだけど、
違うのは羊じゃなくて豚肉と牛肉で作ることかな。
炭火で香ばしく焼きあがっていて、
ビールが進みます。

そして、みんなでワイワイとランチ。
パンはむっちりしているけど、
重すぎないタイプで、味わい深くておいしい。
日本の食パンがあほらしく感じられます。
ま、日本のもそれなりにおいしいんだけど、
白米っぽいよね。結局。

アメリカ人とは長く仕事を一緒にしてたから、
なんかわかりやすくって楽なんだけど、
今回参加した皆さんは、
ちょうどよい力の抜け方してて気持ちいい。

奥はルーマニア人のツアーガイド、クリスティーナさん。
ロンドンに住んでいたということで、
いろいろ話が合います。
自分も3年ほど住んでいたので。
それにライターもやっているんだって。
素敵な人でした!

このツアーはマーケット以外にも、
共産主義時代の「セキュリティ・ハウス」、
監視組織の建物を使ったカフェや、
アールヌーボー、共産圏時代、ネオ・ルーマニアンといった、
いろんな建物をみたり、
アルバニア人、ユダヤ人地区を歩くという、
なかなか一人ではいけないとこにも行けて、
深い話を聞けてあっという間の6時間。
楽しかった!

市場・マハッラ散策&ローカルフード&ビール

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