パリ15区の、
モンパルナスのちょっと南のあたりは、
なんとなく下町っぽくて、
歩道に食料品や日用品の、
小さな屋台がたくさん並んでいて、
住むには楽しそうな雰囲気。
そこにあるレバノン料理の店、
Maison Issa に出かけました。
レバノンもフランスが委任統治していたんだって。
独立は1941年。
フランス語は準公用語です。
日曜日だったこの日は、
ブランチだけですが、
おいしくて、コスパ良しで。
それにしても、
間口が狭いし、
奥行きもない、小さな店。
あっという間に客でいっぱいになりました。
内装はかわいいピンク系。
テーブルも小さくてかわいいし、
隣の人と袖触れ合うかんじで、
とても家庭的な雰囲気。
最初に前菜、Mezzeの盛り合わせ。
洋なし型のファラフェルみたなKebbe 、
小さいピザみたいなのが、
ファタヤースベンチでひき肉いりのSfeeha、
パンみたいなピザはManakishで、
Zatarというタイムとオレガノとタイムとゴマをのせたもの。
ヨーグルトに、
パセリとトマトのサラダ Tabbouleh、
フムスに、
Sambousek Jebneh は、
餃子型のペイストリーで、中身はフェタチーズ。
Riz bi-Djaj は、
レバノンのチキンライス。
フライパンで焼いたチキンを、
炊きこんだご飯に合わせたもの。
日本人には、
米と言うだけで、なんだか安心のおいしさ。
デザートは、
カステラみたいなKnefeh、
ゼリーっぽいのはRaha
(もしかしたらレバノンでは違う呼び名かも)、
それにBaqlawa。
どれも、トルコの周りの国で、
よく見られるスィーツでした。
Issaさんはレバノン近郊の出身、
16歳から調理人をしているそうです。
中東の食べ物って、
あっちこっちの国に似ているものが多くて、
チキンとごはんのピラフっぽいのが、
どこでもとってもおいしいのでした。