鹿児島で旅の途中、
これを発見した時、
古文書かもしれないと思ったというのは嘘ですが、
かなりな見た目に、
最初はなんだかわかりませんでした。
聞けば、「あくまき」。
「悪魔鬼」かと思いましたが、
「灰汁まき」。
昔はどこの家でも作った、
甘いもんだったんです。
蒸したモチ米を、
竹の皮に包んで、
灰汁と一緒に煮るそうです。
ひらいてみれば、
くずもちのような信玄餅のような、
でも、もっと持っちりしていて、
重みを感じます。
それを、
きな粉とお砂糖で。
ちょっとだけ、
独特な灰汁の香りがして、
初めて食べたけど、
懐かしいような気がしました。
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