【ニューヨーク|ガンボ】夕方のハーレムを難なく歩いて南部料理のシーフードガンボを食べる!

穏やかな夏の終わりに、ハーレムを歩いた。

前世紀には悪名高い地域だったハーレムにも、
今では高級オーガニックを扱うスーパーマーケットが店を出すほど、
ニューヨークのほかの地域とあまり変わらない景色も増えてきました。

その中心から少し離れた通りに、
毎週日曜日にゴスペルの礼拝が行われる、
その名もべセル・ゴスペル・アッセンブリーがあります。

この日は残念ながら土曜日。
静かな礼拝堂には強い夏の光が差し込んで、
誰もいない静けさが、シーンと染みわたっていました。

8月の後半に毎年開催される、
チャーリー・パーカー・ジャズフェスティバルのメイン会場は、
ハーレムのど真ん中にある、
マルクス・ガーベイ・パークの屋外ステージ。
なんと入場料無料のこのジャスフェス、
地域の安全と振興も目的の一つ。
そして、ハーレムに出かけた目的は、
このフェスとおいしいガンボ。

日が傾いて会場をでれば、
立ち並ぶ安い公共住宅と、黒人の少年たちが遊ぶ歩道。
通りの名前はマルコムX・ブルバード。
南に向かえば、セントラルパークの北端にぶつかります。

そのセントラルパーク・ノースのウェスト側にあるのが、
アメリカ南部料理の店「スプーンブレッド」。
飾り気のないあっさりとしたインテリアのこの店は、
先生であり、ソーシャルワーカーであり、ビジネスパーソンでもある、
ミス・マミーのレストランです。

ガンボを頼んだら、「もう今日はちょうどなくなっちゃって」と。
でも、奥のキッチンで確認してきたら、「どうにか一人分なら」。
そうして食べたシーフードガンボは、
ケイジャンの香りが力強い、アメリカを感じさせる元気な一品でした。

Recipe|シーフード・ガンボ

フライパン一つでできます。
ケイジャンパウダーが味の決め手!(タコス用パウダーでもOK)

材料:2人分

エビ : 中10尾
フレッシュタイム : みじん切り小さじ1/2
ニンニク : 2かけみじん切り
オリーブオイル : 大さじ1
玉ねぎ : 角切り1カップ
ピーマン : 角切り1/2カップ
セロリ : 薄切り大さじ2
小麦粉 : 大さじ2
トマトペースト : 大さじ2
パプリカ : 小さじ1/2
カイエンヌペッパー : 少々
ケイジャンパウダー : 小さじ1/2
トマト缶 : 1/2
ソーセージ : 300g
スープ : 2カップ
オクラ : 4本
ごはん:お茶碗1杯
青ネギ : みじん切りさじ1

作り方:

  1. エビの殻をむいたら、塩・コショウして、タイムと小さじ1/2分のニンニクを振っておく。
  2. エビの殻にトマトペーストを塗って、フライパンで香りが出るまで乾煎りし砕いて、スープ2カップを入れて10分煮込んだら、ザルで濾す。
  3. オリーブオイルを中火で温め、玉ねぎ、ピーマン、セロリを加えて炒める。全体にしんなりしたら、小麦粉を入れてよく混ぜて、全体が茶色になるまで炒める。トマトペースト、パプリカ、カイエンヌペッパー、ケイジャンパウダーと、残りのニンニクを入れて、1分炒めたら、トマト缶と、1㎝幅にきったソーセージを加えて火を通す。
  4. 2を加えて、沸騰させたら弱火にして、とろみがつくまで煮込む。塩コショウで味を調える。
  5. 輪切りにしたオクラを入れて、柔らかくなればエビを加えて2分ほど煮る。皿にごはんと一緒に盛って青ネギを散らす。

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