真冬の道東を旅してきました。
出かける前の週には大雪で寒かったけど、
旅の間はほぼ晴れてて、
摂氏5度もあると、
地元の人は「あったかい」って。
紋別へ着いてすぐに港へ。
砕氷観光船「がりんこ号」で流氷を見に海に出ます。
船の先端にドリルがついてて、
それでガリガリと氷を砕きます。
風向きのことも、温暖化のせいもあって、
流氷ははるか沖に。
1時間のツアーで、
やっとのこと25分かかって流氷へ。
中国とロシアの間のアムール川から流れ出る、
淡水が海水の上部にのっかって、
それが氷になってここまで来るって。
スケールがでかいのでした。
昼時には、
地元の魚屋さんがやっている、
地元の皆さんに人気の定食屋に入りました。
「本日の煮魚定食」は「ふくらぎの味噌煮定食」。
ふくらぎって、地元の自分が知らない魚かと思ったら、
なんと出世魚ぶりの小さいときのわらさだって。
身がしっかりと締まってて、
食べ応えがあります。
魚さんを覗くと、
おいしそうな干物が並んでて、
そこにふくらぎもいました。
それにしてもどれもおいしそう。
そして、魚の糠漬けです。
鰈、あいなめ、にしんにほっけ。
魚の糠漬けと言えば、
福井のさばの「へしこ」が有名ですが、
北海道の糠漬けの魚は、
ぜんぜん塩辛くなくって、
いい具合に発酵が進んで旨味たっぷり。
こんどその件については書きますね。
紋別から知床に向かいます。
このあたりに来ると、
流氷はすぐそこまで来ていて、
オシンコシンの滝のそばでも、
圧巻の風景でした。
ウトロに近づくと、
夕日が沈むころでした。
地理的に不思議だけど、
道東で海のほうに日が沈みます。
翌日はちょっと曇っていて、
こんどはオーロラ2号でまたまた流氷を見に。
昨日とは違って、
なかなかの北の湖の風情です。
暗く、重いんです。
オーロラ号は、
氷の上に乗っかって氷を割って進むので、
なかなかの迫力。
船の1階は海面に近いので、
すぐそばに流氷を見ることができます。
港に戻って、
流氷カレーをいただきました。
味は普通のチキンカレーなのに、
こんな色になってました。