三軒茶屋のロス・タコス・アスーレス。
Netflixで見れる「タコスの世界」に登場する、
唯一の日本のお店で、
どうしても食べたいなと思ってました。
今年の春には出かけたかった、
メキシコののんびり旅ですが、
ずっとお預けになっているので、
メキシコのソールフード、
タコスがどうしても食べたい!
で、出かけました。
Netflixの番組だと、
なんだかダークな雰囲気でしたが、
実際には白と青を基調とした、
スッキリとした内装で、
一面のガラス扉が開放的です。
カウンターはこんな感じ。
木桶にはタコスの生地マサ、
奥には台に乗ったまな板。
オーダーすれば、
タコスを一つずつさらに乗せて、
カウンター越しに渡してくれました。
「まるですし屋ですね」というと、
そのように作ったんだって。
さっと、作って、
さっと出して、さっと食べて。
タコスはそういう食べ物。
トウモロコシを挽く機械は、
メキシコで作ったオーダーメイド。
中央の石のドラム2枚を合わせたとこで、
水分を吸ったトウモロコシが、
静かに潰されていきます。
意外に、静か。
まずはシンプルな「フリホーレス」。
北海道産の豆を潰した、
優しい餡がこのタコスに合います。
「合います」って、このトルティーヤ青いじゃん!
そう、ここのトルティーヤは、
ブルー・コーンを使っているので、
青みがかった黒色なんです。
これは「カルニータス」。
低温燻製を掛けた豚肉なんだそうで、皮付き。
肉部分はほろほろとジューシーで、
皮がしっかりバリっとしてて、
乗っかっているのは揚げた豚の皮「チチャロン」で、パリッと。
口に入れると、
豚の旨味が広がって、
食感もたのしい。
それで、このブルーコーンで、
コーンのおいしさ、
日向の香りみたいなのがよくわかります。
サボテンのタコスはエパソテ風。
エパソテって調べてみたら、
風味の強いメキシコのハーブだって。
もう1回食べないと何とも言えないけど、
ちょっとね、
田舎のおばあちゃんの、
茄子を甘い味噌で炒めたのに似ていたような。
おいしいです!
「タコスなら、4つや5つは食べるお客さん多いですよ」と言われてて、
3種類を頼んでぺろりといただき、
もっと何か食べたいということで、
ケサディーヤを。
チーズをたっぷり挟んで焼いたもの。
ちょっと辛いサルサで、いい感じ。
そしてボリュームもバッチリ。
トラコヨは、
葉っぱの形のブルー・コーンのオヤキに、
豆のペースト、サボテンとパクチー。
山羊のチーズが隠れてます。
モチっとした食感のオヤキに、
この豆の餡が合うのは絶対で、
程よく火が入ったサボテンはジューシー。
そこに、
山羊のフレッシュチーズが、
すっかり爽やか!
これもボリュームたっぷり。
どの料理も、
お店の人の情熱が伝わってきます。
それに、みんなとってもフレンドリー。
メキシコからやって来たというシェフは、
この時間にはいなかったから、
こんどはお会いしたいな。
それでやっぱり、
メキシコに旅に出たいです。