香港・九龍というと、
昔は九龍城があって、
怪しい人たちが、
怪しい建物にわんさか住んでいたというのは、
もうずいぶん昔の話。
おいしいワンタン麺があると聞いて、
九龍のショッピング街から北へ、
長沙灣という高層マンションが立ち並ぶ、
住宅地へ出かけました。
それでも、
地下鉄の駅を出たあたりは、
昔からの建物が並んで、
商店街が広がってます。
そこにあるのが、
坤記竹昇麵・Kwan Kee Bamboo Noodleです。
漢字の「竹昇麺」って、
自家製麺を竹を小手のようにして、
ぐいぐいと練るやり方で作ってる、
ということのようです。
4種のダンプリング入りヌードルをいただきました。
豚肉のワンタン、
魚卵が入ったワンタン、
蟹が入ったワンタン、
それに水餃子。
菜の花はシャキッと、
それに黄にらが優しく存在感がある香り。
スープはクリアで、
ほんのり甘みを感じる旨味がいい。
店内はごくごく普通の、
香港の食堂と言った感じ。
お昼時を過ぎていたので、
地元のご老人と、
ヨーロッパからの旅行客が二人。
市街地からちょっとだけ外れた場所にありますが、
行ってみる価値はありますよ。