2016年の冬の初めに、
移民の多いクロスカルチャーの都市トロントで、
中国、ポーランド、ポルトガル、韓国、ギリシャ、北米の料理を。
常夏のキューバから、
いきなり雪も降ろうかという、カナダで一番大きな街へ。
到着した夜遅く、
チャイナタウンに出かけました。
横浜の中華街のように、
ある一区画にまとまっているのではなく、
広い目抜き通りの両側に、中国語の看板が並んでいます。
トロントには中国、
特に、香港が中国に返還されたころ、
香港の富裕層がどしどしと移り住んだとのこと。
預貯金等の経済的な条件があえば、
カナダに住むことが可能だったのです。
にわか移民も多いので、
英語が母国語ではない人も多く、
ディープ目なお店では、英語も片言。
地元の中国系の人たちが集まる、Swatowへ。
決して洗練されてなく、
まるで香港の裏路地の定食屋そのもの。
旅の途中、
なぜか食べたくてしょうがなかった焼きそば。
なるほど、広東料理です。
ラフな作りですが、味はいい。
そして、
何故か麺類に飢えていたので、
魚団子のヌードルも。
これまた、安心の一杯。
落ち着きます。
薬局や、電気や、CDショップ。
生活に必要なもの、中華圏のものを売る店が並びます。
靴屋に、会計事務所。
全て中国語で事足りそうでした。
世界のどこにでもある中華街。
自分たちの国からもってきたおいしいものを大事に、
もともとの味を大切にしている店が多いですね。
日本の中華街の料理店は、
日本の中華料理を出すお店が多いように思います。