地中海料理と聞けば、
ギリシャ、イタリア、南仏などが浮かびますが、
今回New Yorkで食べたのは、
レバノンにコソボ、定番のイタリア、モロッコです。
コソボは、地中海から内陸に80kmほど入りますが、
大まかに。。。
ウェストビレッジは、
マンハッタンの中心で、ショッピングエリアでもあるし、
ジャズを楽しめるクラブもある。
朝から晩まで、賑わっているんだけど、
建物は比較的小さくて、
そんなに忙しい感じがしません。
そこに見つけたのが、Moustache Pitza。
地中海と、イスラエル、シリアと接する国、レバノン料理のレストランです。
ひよこ豆のコロッケ、ファラフェルなど、
地中海特有の料理の、レバノン版が楽しめます。
Pitzaはレバノンのピザ。
この店は羊がうまいというので、ラムのPitzaを食べます。
サイズは24cm位ですが、
クラストが薄いので、あっさりいけます。
ハーブが効いていて、ラムのうまさを引き出して、
エキゾチックな味が楽しめます。
冷たいミントティーと一緒にいただきました。
店内には、レバノンのレリーフが飾られていて、
なるほど、異国情緒も楽しめます。
小さなレストランで、
ひげをたくわえたレバノン出身のご主人は、
多くは語らないタイプですが、
気配りをしてくれて、居心地がいい店です。
ブロンクスに足を延ばして、
コソボのBurekを食べれるお店、その名も Dukagjini Burek へ。
チーズとほうれん草が入った、パイです。
カップには、自家製のヨーグルトドリンク。
コソボ出身の、優しそうなお母さんが、
カウンターを仕切っています。
テイクアウトする人も多くて、
ちょっとしたランチ、またはしっかりしたスナックですね。
ガタイのいい男子の集団が
ちょうどランチに来ていて、
そのうちの一人が一切れでは足りなかったらしく、
「もう一つ頼んだら、半分食べる?」とか言って
さらにオーダーして、半分ずつ分け合っていました。
さて、ブロンクスは最近、
もう一つのリトルイタリーということで、
ツーリズムにも力を入れ始めたようです。
確かに、旨そうなイタリアンのお店も多いのですが、
せっかくなんで、市場の中にある食堂に行きます。
リトルイタリーのあるArthur Avenueにあるのが、
地元の市場、Arthur Avenue Retail Market.
肉や、野菜果物、調味料、缶詰、乾物などを売る店が入っていて、
イタリア食材を売る店もあります。
その一角にあるのが、Cafe Almercato です。
その名もずばり、「市場カフェ」。
サンドウィッチ、ピザなどの軽食から、
手の込んだパスタやラザニアなど、
作りたてを気軽に食べることができます。
軽いランチを、
ピザと野菜のフリッタータで。
「外食をする男性老人の会」というTシャツを着たグループが、
もっとおいしそうなものを楽しんでいて、
ちょっとうらやましかったのですが、
シンプルなものも、もちろんうまいよね。
このマーケット、
入ってびっくりしたのは、葉巻を巻いているお店があったこと。
巻きたてのシガーの販売もしています。
小さな販売コーナーを20年くらい前に初めて、
いまではブロンクス名物になっているんだそうです。
さて、モロッコも地中海に面しているので地中海料理でいいかな。
モロッコ料理を食べに、クィーンズのアストリアへ。
モロッコからの移民の人が経営して、
モロッコ人の雇って、モロッコの人たちが食べにくる、
Little Morocco。
モロッコといえば、スパイス。
トマトと豆のスープは、体の奥を温めてくれます。
メインには、羊のミートボール。
決して辛くなく、でも香辛料の効果が、体に現れます。
ほんのり汗ばむ感じ。
でも鋭い味ではないので、おなかに優しい。
この辺りはイスラム教の国からの移民が多くて、
スイーツも、もちろん独特です。
商店街には小さなモスクもあって、
宗教を大切にする生活がうかがわれます。
こちらは、水パイプを楽しめるコーヒーショップ。
男性たちが、水パイプで煙草を楽しんでいる様子は、
まるで中東の国にいるようです。
イスラム女性のためのブティックもあります。
それに、デリ兼、道具屋さん。
なるほど、どの文化にも、道具が必要なんだ!
と、あらためて実感しました。
というわけで、
今回は、地中海の周りの4か国の食べ物でした。
次は、アジア料理です。