今回のニューヨーク滞在の目的は、いろんな国の料理に挑戦することでした。
20ドル以下で旨いものを出す店ばかりを訪ねます。
中南米はアメリカから近いし、
移民も多いこともあって、いろんな国のレストランがあります。
しかも、移民の皆さんの本格的な好みを満足させる店も多い。
中南米からは7か国の料理を食べました。
1.ベネズエラ
今回滞在したのは、バケーションに出かけている友達のアパートメント。
スペイン語圏からの移民の町、ワシントンハイツのすぐそばです。
この辺りで聞く言葉、見る言葉はスペイン語ばかり。
週末の夜には、通りの歩道に人が出て、
おしゃべりをしたり、音楽を聴いたり。
南米大陸の北に位置するベネズエラもスペイン語圏ですが、
このベネズエラ料理店でももちろん、
英語でコミュニケーションできます。
Cachapas y Mas で食べたのは、ローストポークのパタコンです。
直径20㎝ほどの大きさです。
食用の青バナナをむっちりと固めた厚さ5mmはある生地に、
好みの具をはさんだもの。
お店一押しの、ローストポークのサラダを選びました。
しかし、この生地は、膨らませたものでなく、固めたものなので、
ボリュームというか、重みがすごい。
味つけはシンプルで、サラダと一緒に食べるファーストフードですね。
店構えはこんな感じで、ラテンです。
このあたりのスーパーや八百屋では、
青バナナをよく見かけます。
後でわかりましたが、
青バナナは、中南米ならどの国でも使われる食材でした。
2. ドミニカ
ドミニカはカリブ海の島国。
こちらもワシントンハイツにある、Malecon です。
島国ですが、旨いものは何か聞いてみると、ステーキだといいます。
スカートステーキ、ハラミのステーキをオーダーして、
ドミニカのビールPresidenteで、ほてった体を冷まします。
すっきりした味わいで、いくらでも飲めそうです。
こちらが、そのステーキ。
肉は折りたたんだようになっていて、
これまたかなりのボリュームですが、
酢でマリネした玉ねぎと一緒に食べると、どんどんいけます。
つけあわせは、青バナナのフライ。
全く甘くもなく、繊維がしっかりした芋といった口ごたえです。
味はついていないので、自分で塩・コショウします。
この辺りは、
一瞬ひるんでしまうような、
もしかして、治安が悪いような雰囲気で、
昼間から、いろんな人たちが所在投げにうろうろしてたり、
露店が並んで、大きな声で客を呼んだりしていました。
この店でも怪しそうな大人の男たちが騒いでいたりしたけれど、
笑いかければ、人懐こく笑い返してくれたりして、
心配には及びませんでした。
3. エルサルバドル
メキシコから、パナマ運河までの間にあって、
太平洋に面しているエルサルバドル。
この店 La Cabana Salvadorena もご近所です。
Cuzcatlanはオレンジ味の炭酸飲料で、
エルサルバドルでは人気とのこと。
ペルーのインカコーラに似ています。
チキンの、ココナッツカレーソースを、白米で。
白米とはいえ、長いインディカ種です。
中米の国の多くでは、
インド料理の影響を受けた、カレーに似た料理も多く、
米食も一般的。
日本人の自分には、ちょっとうれしい。
エルサルバドルの名物は、Pupusas です。
これは、まさに平べったいオヤキ。
トウモロコシの生地の中に様々な具。
ポークとチーズのものを頼みました。
ソースと、野菜に酢を合わせたものと一緒に食べます。
実は、エルサルバドルが、El Salvador と2つの単語だとは知りませんでした。
El は冠詞なんですね。
なので、形容詞の場合には、El なしのSalvador。
なるほど。
その②(後日アップ)につづきます。