台北駅からメトロで北へ、
有名な士林夜市のある駅で降りて、
バスに乗り換えて10分ほどと、
ちょっと行きにくいような「天母」へ。
行ってみればなんてことはない、
新興住宅地といった雰囲気の、
清潔感のある街並みでした。
その目的は「女狼的店」。
美味しい家庭料理が楽しめるということで。
入ってみると、
アンティークまたはヴィンテージな、
家具や道具が置かれていて、
アットホームな雰囲気です。
こんなレコードプレーヤーや、
黒電話。
ぴっかぴかにきれいじゃなくて、
趣があります。
壁の黒板には、
おススメの料理が並んでいて、
なんとなくわかるような、
やっぱり実態はわからないような。
普通のメニューのほうには、
日本語もありました。
台湾ビールを飲みながら、
ゆっくり日が暮れる時間を。
早めに入ったので、
まだ人が少なく静かです。
えびとたまごの炒め物は、
ふわふわっとたまごが膨らんで、
大きな海老をくるんでいて、
ちょうどいい塩味で、
味はかなりシンプルなのに、
嬉しいおいしさ。
牛肉とエノキに野菜の土鍋炒めは、
いろんな野菜が入ってますが、
日本からやって来た、
人気のえのきだけがポイントらしい。
口当たりもいろいろで楽しい。
ここで、
ごはんくださーい、
で、オンザライス。
こういうのって、
ほんっと、ご飯に合うあう。
さつまいもの葉っぱの炒め物は、
癖がなくって食べやすい。
こちらもシンプルで優しい味。
すずきの葱油かけは、
きっちりと下準備されていて、
上品な味わい。
お客さんがどんどん増えて、
やっぱり大家族で来ているテーブルが多いな。
階段から下を見ると、
ちょっとごちゃごちゃしてていいんだな。
学生も多い地域で、
若い人たちのグループも。
店員さんもたぶんバイト。
表に出るともう夜。
表にもテーブルが出ていて、
なかなかの賑わい。
なにしろ、
派手じゃない味だけど、
なんだか幸せになるご飯。
家庭的なお母さんの味。
お母さんの味のプロが作る店!
一回行く価値あります!