「誘惑の山」というのは、
イエス・キリストが、
悪魔からの誘惑を受けた40日間のエピソードから
インスパイアされた場所で、
「誘惑の修道院」が14世紀に建てられた山です。
そんな物々しい話なんですが、
ふもとから3連結のロープウェイで登るんです。
それも、なんだかのんびりと、穏やかな感じで。
ヨルダン川西岸地区のエリコという街のそばですが、
イスラエルのパレスチナ自治区です。
死海のそばなので、
標高はマイナス400メートル。
一年を通じて温暖で、
農作物がよく育つ場所。
そんな、
ちょっとポケーっとしちゃいそうな土地に、
「誘惑の山」なんで、
ちょっとキツネにつままれたような、
現実感がないような、
ふわーっとした場所でした。