【旅|エルサレム旧市街】混沌とした落ち着きが驚き!

2017年の終わりに、
米国のトランプ大統領が、
イスラエルの国の首都をエルサレムと認めると言って、
その後すぐに、旅に出ました。

夕刻にたどり着いたユダヤ教徒と嘆きの壁、
その壁の内側にはイスラム教のアル=アクサー・モスクが。
いずれの人たちも相手から、
この土地を奪われたと言います。
それでも、いつも通り静かに大晦日がくれました。

嘆きの壁は、
向かって左が男性、右が女性と分けられています。
入り口で頭に乗せる小さな帽子キッパを借りれば、
中に入ることができます。

イスラムのモスクのエリアには、
午前と午後の限られた時間だけ入れますが、
この建物には入れません。
最初にこのモスクができ、
その周りに住居や商店、
その他の教会が立ち旧市街ができたといいます。

一番新しいのがキリスト教。
イエスが最後の晩餐をとった部屋、
審判を受けた場所、
ゴルゴダの丘への道が、
この旧市街に残っています。

この町を治めているのはイスラエル。
イスラエルはユダヤ教徒の国で、
イスラム教徒は、
パレスチナ西岸地区とガザ地区に、
壁を隔てて居住しています。

パレスチナ地区から、
イスラエルに入るには、
イスラエルに住む人の招待が必要。
ここ、エルサレムは特別で、
両宗教の信徒たちが入り乱れています。
でも、イスラエルの兵士が警備しています。

ダマスカス門から旧市街入れば、
右がイスラム教の地区、左はキリスト教。
奥に進めば、ユダヤ教地区とアルメニア人地区。
その地区を分ける壁はありません。

新市街と比べれば、
昔からの生活が残っていて、
住居からは生活の音も聞こえてきます。
食料品、衣料品、道具など手に入ります。

迷路のような小道が入り乱れますが、
慣れてくれば大丈夫。
最初は怪しいと感じた路地も、
だんだん当たり前になってきます。

イスラム地区を歩くと、
子供が遊んでいたり、
学校があったり。
カフェでは大人の男性が、
バックギャモンやカードゲームを楽しんでいます。

床屋もあちこちに。
イスラム教徒の男性は
きっちりと刈り上げたスタイル。

壁には、イスラムに関するグラフィティが。
切り抜いた絵にスプレーして描いたもの。

キリスト教地区には、
キリストが十字架を背負って歩いた道、
「苦難の道|Via Dolorosa」が。

通りを進んだら、
結婚式を挙げた二人が、
町の人たちから祝福されていました。

混沌としたエルサレムの旧市街ですが、
それでも人たちは落ち着いていて、
静かな安定感がありました。

 

 

 

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