[Cuba 2016] キューバの車

11月の半ばから、キューバを旅しました。
出国した翌日に、元カストロ大統領が亡くなるとは、びっくり。

1959年の革命以降、
アメリカからの新車は輸入されることはなくて、
ロシア(旧ソ連)のLadaが走っていたり、
最近のバスは中国製だったり。

アメリカとの国交回復から1年と少し。
これからどんどん市場も開いていく前に、
ハバナとトリニダードを歩きました。

車の写真です。

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ハバナ旧市街、
工事中の議事堂横にLadaが。
今年の初めに、ブダペストで見て以来です。
手入れが行き届いている、美麗。

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ずらっと並んだアメリカの古い車。
排ガスは確かによく出てます。
タクシーに使われているものは、
料金が特別価格。

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沖縄と同じくらいの緯度で、
一年中暖かいのですが、
亜熱帯のように、むしむしすることもなく。
なので、オープンが気持ちよさそう。
革命広場のチェ・ゲバラのグラフィティ。

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これまた、古い。
サイドカーは、日常的によく使われているようで、
あちこちで見かけます。

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少し新しめ。
そういえば、チェ・ゲバラも、
アルゼンチンからバイクで旅に出たんだった。

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ハバナからバスで6時間。
古くてかわいい町トリニダー。
その郊外で、どうも調子が悪くなった様子。
つなぎも黄色で、なかなか。

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地方ではパトカーも古くてかわいい。
キューバは犯罪も少なく、
マフィアの組織もなくて、とても安全です。

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特に地方では、
まだまだ馬車を日常的に使っています。
パッカパッカを、石畳を行く音が、
日が高くなって少し熱い田舎町に、
気持ちよく響いていました。

あれから70年。
古い車を大切に乗って、
確かに、排ガスも燃費も悪そう。
だけど、
新車を作ったり、売ったり、
車の台数が増えたりしてきた、ほかの国と比べて、
この70年間のエネルギーのエコ率は、
キューバのほうが良かったりするんじゃないかと。
複雑な気持ちになりました。

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