音楽の都、ウィーン。
旧共産圏の国々から、
西に脱出したといった、
勝手な妄想と共に、電車でブダペストから4時間。
まずは昼飯。
巨大シュニッツェルの名店、
Figlmueller へ。
とはいえ、まずはビールです。
オーストリアのナンバーワン、Ottakringer.
昼に飲みやすい、ドラフトです。
そして、こちらがそのシュニッツェル。
ビールはいわゆる大ジョッキサイズ、
サラダも、小皿ではありませんよ。
ポークがうすーくのばされて、
薄い衣であっという間に揚げられているので、
サクッと、ペロッと、いけますよ。
これで晩まで大丈夫。
そして歩き疲れた夜、
ホテルのそばのうまそうな定食屋系レストラン、
Beim Czaak。
奥のほうに、レストランがありますが、
表にはカウンターと、ちょっとつまむ感じのスペース。
妙齢の御婦人たちが、
なにやら盛り上がっています。
とはいえ、やはり昼間のシュニッツェルがまだ効いていて、
グリーンとホワイトのアスパラに、
少しだけ鶏胸肉のあっさりシュニッツェルに、
バルサミコのソースの前菜。
これだけでいいかなという腹具合。
地ビールと共にね。
これは旅から戻って、すぐに作ってみました。
翌日の朝には、地元のマーケットへ。
お惣菜がものすごくうまそう。
これはいろんなビネガーを、
量り売りする店ですが、
それぞれのビネガーのボトルに、
チューブがつながっていて、
ここからチューっとします。
ブランチは、
ドイツのチェーン店、Nordseeで、
酸っぱくないニシンサンドと、
白身魚のフライサンド。
Nordseeはシーフードの会社で、
ファーストフードとは言えないクォリティの、
シーフードのサンドウィッチや、ちゃんとした料理までを、
気軽な価格で提供しています。
日本でも展開してほしい!
午後には、大好きなエゴン・シーレの作品を、
3回転で鑑賞。3回見直したということですが。
ゆっくり3時間。
Lopold Museum のカフェで、
ウィーン名物のザッハトルテ。
混んでいる店内、
フォークを落とさないように、
ザッハトルテ本体にぶっ刺してあります。
嫌いじゃないな。
夜には、ウィーンフィルの本拠地、
Konzerthaus で、ラヴェルにシベリウス。
そして、今回の旅最後の夜ご飯は、
最高のスープを、Plashutta で。
まずは、牛肉のタルタル。
今日はビーフ三昧です。これはおいしい。
これが一人前の、ターフェルシュピッツです。
牛タン、筋肉、テールを煮込んだもので、
かつてオーストリア皇帝が大好きだったそう。
透き通ったスープは、
老舗にありがちな、かなり塩が効いたもの。
自分にはしょっぱいなーってレベルです。
うまみがスープに全部出た、
出がらし的な肉は、
たいしておいしくありませんなぁ。
というわけで、残念。
で、明日の夜の便までに、
どうにかリベンジをしようと決意したのでした。
翌日は、エゴン・シーレの生まれた町、
Tullnへ電車で40分ほど。
彼の博物館や生家などを見てから、
お昼は地元のレストランへ。
チキンのパブリカソースに、
自家製ニョッキで、定番のおいしさ。
この辺りに庭を持っていて、
そこに建てた小屋に週末滞在して、ガーデニングをしている、
おばあちゃんと、その娘さんと、世間話をしながら、
食後にはコーヒーです。
エスプレッソに慣れてきた。
夕方ウィーンに戻って、早めにごはん。
おとといの、Beim Czaakに行きたかったのですが、
キリストの昇天の祝日のためお休みで残念。
ですが、酒場は開いています。
そして酒場にもうまいものはありますね。
チェックしておいた、Bermuda Bräu です。
ステーキです。
オーストリアは、牛肉料理がおいしい。
そして、大量のポテトがうれしい。
そしてビールは、Ottakringer。
このジョッキ、台座に穴が開いていて、
ここに指を入れて持ち上げると、安定します。
今回の旅のしめは、
リンゴのシュトゥルーデルと、エスプレッソで。