ブラチスラバでのんびり/ Break in Bratislava

あまりなじみがないかもしれませんが、
ブラチスラバはスロバキアの首都です。
今回の旅の中で、一番ほっとできた街。
街のサイズが小さくて、人々が優しくて、
街並みが華美でなく、清らかに美しい。

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今回訪れた、すべての町にトラムがあって、
街によっては、古い型式の客車を復刻して、
ノスタルジーを醸し出したりしています。
ブラスチラバのものはずっと現役のものが多くて、
共産圏時代の、ちょっとごつい感じがかわいい。

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さて、チェコと統合されて、チェコスロバキアだったことが2回。
チェコが独立国家としてあるべきだという意見に賛成です。
なぜなら、国民性がチェコとは違うから。
地に足がついている国家という印象でした。

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街のところどころに、
共産圏時代の遺産があります。
これはたぶん学校だった建物。
荒れ果てているんですが、
いそいで片付けようともしていないところが、おもしろい。

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この壁のレリーフも、
「共産圏時代のものはきれいさっぱり片付けよう」
ということもなく、
今も使われているビルに、そのまま残っています。

この日は、
前夜に寝台列車でクラコフを出て、朝6時前にブラスチラバに到着。
昼頃にはすっかり土地勘もついてきて、
空腹にたまらず、ビールでランチを始めます。
ちょっと洒落たバーのような、Prasna Basta.

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前菜に、スモーク トラウト。
リンゴに、ホースラディッシュのヨーグルトを合えたサラダが、
スッキリとしておいしい。

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そして、ビーフのグラーシュ。
牛肉を、パプリカとクリームのソースに、サワークリームものってます。
ニョッキのようなものは、まさにニョッキなのですが、
形が適当で、指でぎゅっとやっただけといった様子。
簡単な昼飯にはなかなかいいな。
日本なら牛丼といったところ。

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旧市街の時計塔の下には道が通っていて、
そこには世界の町への距離が示されていました。
東京まで9142km。

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この日の夕方には、
列車でプラハに向かいます。
たった4時間で着きます。
ブラチスラバの駅は、こんなで、
首都の玄関というには、小さくて古くて、
これも、旧共産圏時代から、手を入れていない様子。

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